ウィーン金貨ハーモニーは、毎日の金価格により変動する地金型金貨です。
|
みなさん、こんにちは、NAOKIです。
Nachtraeglich wuensche ich Ihnen noch ein gutes neues Jahr(遅れましたが、新年明けましておめでとうございます)。
今日は、まず報告したいことがあるのですが…
4月から、NHK教育テレビの『テレビでドイツ語』に先生役として出演することになりました!
初回は4月3日(木)0:00~0:25放送ですので、ドイツ語に御興味ある方、今後ドイツやオーストリアに旅行しようと検討されている方、番組には様々な情報が盛り込まれていく予定ですので、是非ご覧になって下さい!
とりあえず個人的な報告も終えたところ、今回はオーストリアの冬の一大イベントと言われる「舞踏会」について書きたいと思います。みなさんは、「舞踏会」と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?「ハプスブルグ時代の貴族が立派な服を身にまとい、ダンスや食事を楽しんだ催し」という感じではないでしょうか?僕も幼い頃はそのようなイメージしか持っていませんでしたが、実は、「舞踏会」というのは大人になるための「マナーを身に着ける社交の場」でもあるのです。その伝統は、「芸術文化の都ウィーン」と言われていた王侯貴族の時代から始まり、それが現代にまで続いているのです。
舞踏会では、まず、燕尾服(オペラ座舞踏会は必ず着用)やタキシードに身を固めた青年、純白のイブニングドレスに身を包んだ若い女性が、オープニングにデビュタント(デビューする人々)として登場します。そして彼らの初々しくもエレガントなウィーナーワルツで舞踏会とセレモニーが始まり、それが終わると”Alles Walzer!”(さあ、皆さんもワルツをどうぞ!)との声で本当の舞踏会が始まるのです。
日本の成人式のように、オーストリアの若者のほとんどがいずれかの舞踏会に参加しています。一応年齢制限があり、男子が18歳から26歳まで、女子が16歳から24歳くらいだったと思います。実際、僕も、兄も(現在、インスブルックで会社を経営しながら『レッドブル・ザルツブルク』で宮本恒靖選手の通訳)舞踏会デビューをしたことがあるので、2001年に兄がウィーンの国立オペラ座でデビューした時のことについて触れてみます。
兄は高校から既にヨーロッパに住んでいたため、ヨーロッパの「上流社会」でも通用するようにと、難しい左回りのワルツが要求されるオペラ座の舞踏会に挑戦したのです。まず兄は当時住んでいたインスブルックのダンススクールで左周りのワルツを習いました。その後、オーストリア各地から左回りのワルツを完璧に踊れる若者がウィーンに集まり、「オーディション形式」でワルツの試験を受けました。
合格すると、今度はオペラ座舞踏会委員会が指定したウィーンにある2箇所のダンススクールに再び通い、左回りのダンスが完璧であるかどうかチェックを受けます。その二つの学校からOKをもらうと、正式にオペラ座の舞踏会のリハーサルに参加する事が出来るのです。リハーサルは毎日ダンススクールで行われ、最後の数日間は国立オペラ座で行われました。
当時僕はまだ高校生三年でしたが、ヨーロッパの教育や伝統を守ることにこだわっていた母校の東京横浜ドイツ学園は、東京の某ホテルで「大舞踏会」が行われるということを聞きつけ、そのオープニングのデビュタントとして高校1年から高校3年の生徒を是非使って欲しいと頼み、結局僕達が選ばれました。そのため、ダンスの先生がわざわざウィーンから来日し、我々に放課後、ダンスとマナーの基礎を教えてくれました。という訳で、兄はオーストリアで、僕は日本で、偶然ながら兄弟揃って同じ時期に同じことを勉強していたのです(笑)。
オペラ座舞踏会の当日、「オペラ座舞踏会に参加する人のための夕食」という、既に舞踏会に出るためのドレスや燕尾服を身に着けた人たちのための華やかなディナーがホテルであり、デビュタントの人は食事を取ったら一足先にオペラ座に向かいます。
22時になると、祝典ファンファーレが、そしてオーストリア大統領が臨席されて舞踏会は始まり、晴れ舞台でデビューをする若い男性と女性が一列に並んでオペラ座に入場します。その派手で厳かな雰囲気はそこでしか味わう事が出来ないでしょう。長い間努力したワルツを「社交界デビュー」という形で各界名士や貴賓客の前で披露するのですから、デビュタントの皆も一番興奮する瞬間です。当然オーストリアテレビも一晩中ライブで放送しています。割れる拍手の中でデビューのワルツが終わると、待ち構えていた人々がいっせいに会場になだれ込み、朝の5時までみんなワルツに酔いしれるのです。
みなさんも本場ウィーンで舞踏会でダンスとマナーを身に付けてみませんか?
では、次回またお会いしましょう!
NAOKI
|

© ANTO / H.Wiesenhofer

© ANTO / Wiesenhofer

© ANTO Werbung / Bartl

© NAOKI

© NAOKI

© NAOKI

© NAOKI

© NAOKI

© NAOKI
|
|
 |