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みなさん、こんにちは、NAOKIです。
まず報告なのですが・・・
以前報告させてもらいましたように、4月3日から、NHK教育テレビ(3チャンネル)『テレビでドイツ語』が放送されます!先生役として出演させて頂いているので、ドイツ語にご興味ある方、今後オーストリア、ドイツやスイスに旅行しようとご検討されている方、番組には様々な情報が盛り込まれているので、是非ともご覧になってください!!
【放送予定日】
2008年4月3日より、NHK教育テレビ(3チャンネル)
本放送:毎週木曜日 0:00〜0:25(水曜深夜)
再放送:毎週月曜日 午前6:00〜6:25
出演者:石井正則さん、ユリアーネ・マッカーティーさん、矢羽々崇さん、山下結穂さん
【テキスト】
NHKドイツ語テキストのほうでも連載を担当させて頂いているので、こちらのほうも良かったらご覧になって下さい!
個人的な報告はさておき・・・
つい先日開花宣言があったように、もう東京のあちらこちらでは桜が綺麗に咲いていますね。残念ながら今年はちょっと花見も出来そうにないですが、みなさんはもう花見をなさいましたか?
日本人にとって大切な花見シーズン。けれども、オーストリア人にとってもこの時期は非常に重要です。
その理由は「イースター」です。
『イースターおめでとう』や『復活祭おめでとう』という挨拶をみなさんは聞いたことありますか?日本の社会ではあまり馴染みのない挨拶だと思いますが、カトリックの信者なら誰もが知っていると言っても過言ではありません。
ドイツ語で「Frohe Ostern!」(フローエ・オーステルン)と言うのですが、「イエス・キリストの復活」を祝う際に使い、国民の90%がカトリック信者であるオーストリアでは、イースターはクリスマスの次に重要な大イベントです。最近はオーストリアでも若者が教会に行かなくなって困っているようですが、それでもイースターとクリスマスの2回は、若者も(僕も含め)着飾ってお祈りに行きます。
結構カトリックの行事を大切にしていた我が家では、イースターが近くなると、「Osterei」(イースター卵)を作るために、やぶれたストッキングや玉ねぎの皮を集めました。(これには復活祭に殻に鮮やかな彩色を施し、美しい包装をしたゆで卵を出す「習慣」が関係しています。)イースターの前にみんなで庭に出て、なるべく小さくてかわいい形をした草を(時には桜の花びらも)皆で一生懸命に探しました。そして拾ってきた小さい草を卵の上に上手に置いて、不要になったストッキングでその草を動かないように固定して、下を糸で堅く縛ります。皆思い思いの卵を作り母に渡すと、母は大きいおなべに卵をいれ、貯めておいた玉ねぎの皮と一緒に煮るわけです。そうすると白い卵が美しいたまねぎ色になり、小さい草の形だけが染められずに白く残ります。まだ幼かった僕や兄にもこの美しさは理解できました。
「イースター卵」が完成すると、今度は、卵やお菓子を入れられるバスケットを両親は毎年用意しました。子供の頃、僕はお菓子よりインスタントラーメン・やきそばにはまっていたので、僕のバスケットの中にはいつもそういう物が入っていましたが・・・(笑)
バスケットに色とりどりのナプキン、イースター卵、インスタントラーメン・やきそば、ウサギの形のチョコレートやコンペイトウを入れたら、今度はイースターのもう一つの習慣である「卵探し」です。
僕の通っていたドイツ学園はイースター休みが結構長かったので、子供の頃はイースターの時期はいつも叔父の別荘がある三浦市(油壺)で過ごすことが多かったです。別荘には割りと大きな庭があるので、イースターの卵探しには最適でした。入り口にある大きな石とその裏にいくつも根を張っているしゅろの木や裏のバーベキューの台の後ろや山茶花の木の根っこのそばなどに両親はバスケットを隠し、そしてそのバスケットを兄と僕は庭中駆け回って探すわけです。
バスケットのある場所から遠く離れると“kalt! kalt!”(寒い寒い)と両親は叫び、逆に近くに行くと“heiss! heiss!”(暑い暑い)と教えてくれるのです。(日本のスイカ割りに少し似ていますね・笑)。
このようにイースターも子供にとって大変楽しいキリスト教のお祭りなのです。
実際、何故、「卵」なのかは良く分かりませんが、一説には、ウサギも卵と同様、民間信仰において以前からずーと成長と多産の象徴だったからだとどこかで読んだ事があります。オーストリアでは最近は、一年中この絵付けされた綺麗な卵を売っているお店もあり、これらの卵は卵の天辺に穴を開けて中身を出してから模様をつけたものです。これを部屋の装飾にしている人もいます。
祖母のうちは柳の枝に紐で卵をつるしていましたし、これらを花瓶に入れたりするととてもセンスのいい装飾品になります。我が家の卵はというと、いつもゆで卵で、見つけるとすぐ食べてしまったので、残念ながらあの綺麗な卵はいつもイースターとともになくなってしまいました(笑)。けれども、僕にとって「イースター」は大変楽しかった思い出の行事です。
オーストリアにいらしたら一度この綺麗な絵の付いた卵をお土産にいかがですか?
では、次回またお会いしましょう!
NAOKI
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