
長い伝統を持つオーストリア造幣局。その誕生には、ある歴史的な事件がありました。それはいまから800余年前(1192年)、獅子心王と呼ばれたイングランド王リチャード1世が、第3次十字軍遠征の戦いの最中、オーストリア公レオポルド5世を侮辱。怒ったレオポルド5世は、遠征からの帰途にあったリチャード1世をオーストリアの地で捕らえたのです。
英国は身代金を支払い、国王は無事釈放されました。その際に受け取った身代金である1万1600kgの銀をもとに、1194年に貨幣鋳造が始められました。これがオーストリア造幣局の起源です。
新しく成立した新・オーストリア共和国。ウィーン造幣局は長い歳月と歴史の中、幾多の混乱も乗り越え、数々のコインを鋳造してきました。そして、1989年にオーストリア造幣局に改組。同時に「ウィーン金貨ハーモニー」を発行しました。そして、今日ではヨーロッパ唯一の純金「地金型金貨」として、広く世界に知られることとなりました。2009年には「ウィーン金貨ハーモニー」発売20周年とともに、「日本におけるオーストリア年」と言う節目の年を迎えます。
ヒストリー
1919年 ウィーン造幣局が、新・オーストリア共和国における唯一の造幣局となる。
1939年 ウィーン造幣局はドイツ帝国に所有され、ドイツ帝国マルクが鋳造される。
1955年 国立劇場再建を記念した最初の銀の25シリング記念コインを発行。
1989年 オーストリア国立造幣局から、オーストリア中央銀行の子会社として「オーストリア造幣局株式会社」と改組。
同時にオーストリアで最初の地金型金貨「ウィーン金貨ハーモニー」を発行。
1991年 モーツアルト記念年・特別記念コインを発行。
オーストリア1000年の歴史を記念する「ミレニアムシリーズ」の発行開始。
1999年 「ウィーン金貨ハーモニー」発売10周年。
2004年 「ウィーン金貨ハーモニー1000オンス」
2006年 モーツアルト生誕250周年記念特別企画を実施。
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